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経 絡 色 体 診 断 の 実 際 (1)

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経絡色休診断を行うには当研究会が開発した診断器具を用います。

経絡色体判定器‥・白色(肺経)黄色(牌経)青色(肝経)桃色(心包経)黒色(腎経)赤色(心経)の六色をまとめた2枚の三角形の盤。
経絡経穴探索棒‥・経穴の探索と虚実の診断を行います。


色体診断による、治療の流れ

 健康な体に比べて体調が悪いとき疾病のある場合は体に触れてみると異常に緊張した部分や異常に弛緩した部分がみられます。腹部などを圧すると異常な違和感や緊張があります。
 経絡色体治療はそういった体表組織の異常を特定部位において察知しその情報を効率よく正確に収集し経絡現象に結びつけ診断及び治療、効果判定に適用したのです。
腹部の診断は、両手を静かに押し当て手指の指頭ぶを写真に示すように静かに押し当て、圧痛感や緊張度、凝り等を診断します。
 経絡色体診断の診断法は経絡の陰経診断を行い次に陽経(手の陽経、足の陽経)の診断を行います。
 陰経の診断法は、経絡色体判定器を写真に示すように前額部(印堂穴)に判定器の色を順次宛がいながら、診断部位を軽く圧し触診で調べます。写真に示すように胸部鎖骨下部の大胸筋上部あたりに軽く指頭をあて解剖図に示す筋繊維に対し直角の方向に弦をはじくように左右交互に動かし皮下の状態を診断します。

      

 背部の診断も、胸部の診断と同様な方法で解剖図に示す筋繊維に対し指頭を上下になでて診断を行います。その方法は写真に示す位置方法で行ってください。
陰経の診断は経絡色体治療法で最も重要な診断ポイントとなりますので胸部、背部と出来るだけ多くの情報を収集し相互の情報に同一的な相関的な条件が整って始めて正しい診断が成立すると言った厳しい条件が科せられてきます。それだけに慎重に取り組んでゆかなければなりません。

      

この時に最も重要なコツは手根関節と手指の関節は動かさないで肘関節を使って動かし診断することが重要なポイントです。
触診部位を決定したら写真に示すように色体判定器を使い印堂穴に順次色をあてがいながら診断部位の変化をみていきます。
色体判定器の色のどれかで診断部位の変化(圧痛の消失又は緩和)が起こります。変化の起こった色が(主経となる陰経の診断)治療経絡であり、患者の持つ症状と密接な関係のある経絡です。経絡色体判定器によって診断された経絡に対し次に経絡経穴探索棒を使用します。

治療穴の探索
虚・実の判定
青球で陰経・経穴の探索
陰経・虚実の診断
赤球で陽経・経穴の探索
陽経・虚実の診断
 ”経絡経穴探索棒”探索棒は、治療穴の探索虚・実≠フ判定、などに使用します。探索棒の先端に、小さな「赤球・青球」が設置されています。青球は陰経の経穴の探索に使用し、赤球は陽経の経穴の探索に使用します。
陰経の診断には、この探索棒の青いランプの設置された部分(写真に示す)で治療穴の探索を行います。