背部をみるときは、下の写真のように脊柱のすぐ横に指を当ながら起こすと腕に余計な力を入れず、楽に起こせる場所があります。そこより少し外側、つまり肩胛骨寄りのところが診断のポイントとなります。
このポイントがずれると誤診しやすいので注意してください。
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その場所を拡大したのが左の写真です。(診断ポイントは、それより外側) |
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次に、診断の仕方ですが、診断ポイントを中心に指を動かします。
このとき背部筋に対して縦方向でも横方向でも構いません。ただ、胸部の時と同じように姿勢に気をつけて下さい。下の写真を参考にチェックしてみてください。 |
縦方向に動かしている場合です。(脇の開き具合に注目して下さい) |
横方向に動かしている場合です。(脇の開き具合に注目して下さい) |
また、背部の場合も反対側を調べることも忘れないで下さい。
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反対側をみるときも姿勢に注意! |
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以上が、主症(陰経)の診断のポイントです。
当治療法では、主症の正確な診断ができないと次の陽経の診断ができません。つまり、誤診になりやすいのです。このことを念頭において診断に当たって下さい。
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