令和7年 新年度のご挨拶 |
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新年あけましておめでとうございます。
令和七年の幕開けにあたり、経絡色体治療に携わるすべての先生方へ、心より感謝と敬意を申し上げます。
昨年も、日々の臨床において経絡色体治療を実践し、患者さん一人ひとりに寄り添う医療を追求してこられた皆様の姿勢は、私たち研究会の大きな原動力であり、希望そのものでした。
本治療法は、東洋医学の根幹である経絡理論に、色の波長刺激を融合させる独自のアプローチにより、身体の内的バランス、特に自律神経の調和を図る点に特長があります。近年では、副交感神経を活性化することで免疫系への穏やかな働きかけが期待されるとして、がん治療の補助的アプローチとしても有効だと感じています。
経絡色体治療は、症状を抑えることにとどまらず、「自然治癒力の再活性化」 「深層からの変化」 を目指す治療哲学です。これは、慢性疾患や心身症、そして治療と向き合い続ける難しい患者にとって、極めて重要な価値を持ちます。私たち施術者は、その橋渡しを担う存在であることに、今一度自覚と誇りを
持ちたいと思います。
竹辺前会長の研修会や当会への治療報告でも、自律神経測定の活用や、実際のがん症例における症状緩和の報告が寄せられるなど、臨床と理論を結ぶ取り組みが一層深まりました。本年も、現場で実践できる確かな知見と技術を共有できる場として、研修・臨床報告・実技指導の充実に努めてまいります。
経絡色体治療は、まだ医療の主流ではありません。しかしだからこそ、私たち一人ひとりの努力が、未来の医療のかたちをつくる礎となります。
時に見えにくい道かもしれませんが、志を同じくする仲間とともに歩むこの道は、確かな意味と価値に満ちています。
本年も、どうぞ変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様とご家族のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
竹辺鍼灸院院長 竹辺 竜司 |
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